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最近読んだ☆☆☆☆☆の4冊

Img_5065 「死神の精度」 著者(伊坂幸太郎)
発行所 文藝春秋 2005年初版

「・・・温度は下げたいですねえ。そういう意味では、『死神の精度』は、死神がいるだけで全部温度が下がっていくので、非常に書いていて楽しかったですね。温度を下げると言っても、白けるとか、引いてるのは好きじゃないんです。真面目なことを見下したりするのには、すごく反発があって、だから、温度を下げる、というのはユーモアであったり、肩透かしであったり、そういう部分のイメージかもしれないですね。ばかばかしく伝えることを心がける、みたいなのは、ありますよね。」
文藝春秋・本の話より/自著を語るより抜粋

”温度を下げる”という伊坂さんの言葉には納得です。
そしてそれが伊坂作品の魅力でもあると思う。
べたつかない文章は読んでいて気持ちいいです。
短編ながら、6話そろってこそ意味のあるの1冊になっています。「重力ピエロ」の春くんが 登場したりする話もあって伊坂ファンは「おぉ~」と思いますね。
図らずも、私は最後の話でとつぜん涙してしまいました。お涙ちょうだいの話では、
まったくないのですが、驚きとともに、その感涙はやってきました。
今のところベストワンの一冊です。Amazonでの紹介はこちら

「甘露梅」お針子おとせ吉原春秋   著者(宇江佐真理)
発行所 光文社時代小説文庫 2004年初版

宇江佐真理さんの本は「桜花を見た」というが最初だったのですが、
この「甘露梅」は、さすが 読書家の由莉ままさんおすすめなだけありますね。
「桜花を見た」よりずっと 読みごたえのある1冊でした。
おとせさんを含め 登場人物(特に女性)の心の機微が みごとだわぁ~。
(N○Kの時代劇で ぜひドラマ化してもらいたいです。)
自分がおとせさんの年齢に近づいたから そう思うのか 読みながら、おとせさんと私
は すっかり同化してました。久しぶりにタイムスリップ!
お針子として吉原で貴重な体験をしてきました。
最後にやってくる恋愛体験は、残念ながら好みのタイプではありませんでしたが(笑)
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「素直な戦士たち」著者(城山三郎)
発行所 新潮文庫 昭和57年(1982年)初版

じょいままさんのメール知ってから ずっと気になっていた城山作品。(ブックオフで入手)
「結婚からはじまる計画的で最高の子育てと その残酷な結末」を
リアルに描いた作品ですが 26年たった今読んでも、まったく違和感ないです。
しかも 「私はこのお母さんとは違うわ」と 笑えない現実がありますね。
世の中にあふれた「良い情報」に振り回されながら 生きてますもの(苦笑)
”親の、子どもに対する影響力の恐さ”がヒシヒシと伝わってくる本です。
かといって”ほったらかしがいい”わけではないのも子育てですからねぇ。
私などは母親としてずーっと迷走しています。このまま迷走しつ続けながら
いろんな人に「よしよし」と背中をさすってもらって生きるしかなさそうです。トホホ
Amazonでの紹介はこちら 最近は再版されてないようです。残念。

「死にぞこないの青」 著者(乙 一)
発行所 幻冬社文庫 2001年初版

けっさんの置き土産。乙一大好きのけっさん。中でも「小生物語」や各作品の
「あとがき」の文章がお気に入り。 自分のブログの文章のお手本にしているらしい。
乙一さんいわく「書いてしまいました。好きなようやってしまいました。」
という 「好きなものを自由に書いた」作品だそうですが、この本いいですよ。
教師にいじめられ (生贄にされ)クラスメイトからもいじめられるマサオの物語。
アオの恐い描写もあるけれど、マサオの思考が細かく描かれていて 読みごたえが
あります。暗い話ですが 救いようの無い終わり方ではないし かといって
美談にしていないし、理系の乙さんらしい、淡々とした終わり方が好きです。
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コメント

*由莉ままさんへ
甘露梅の感想は 由莉ままさんがブログに書いていたのと
私も全く同じ感想でした。著者が女性でなおかつ
私と同じぐらいの年齢みたいなので フィーリングはピッタリ
きますね。
おかげでいい小説家と出会えました。
素直な戦士は 由莉ままさんも読まれていたのですか。
とても印象に残る本ですね。
由莉さんは 自分の意志がちゃんとあるのでしょう~。
頼もしいですね。

投稿 つれづれ | 2008/01/23 19:53

>「甘露梅」お針子おとせ吉原春秋 著者(宇江佐真理)

読んでいただいたのですね。
「桜花を見た」は嫌いではありませんが、ほかの作品が史実っぽくてちょっと苦手でした。
その点、「甘露梅」は、つれづれさんが言われるように、 登場人物(特に女性)の心の機微がうまく書かれていてお気に入りでした。

>「素直な戦士たち」著者(城山三郎)

なつかしいです。
たぶん、初版の頃、図書館あたりで借りて読んだのではと思うのですが、今でも記憶に残っています。
由莉はちっとも素直ではないので、それはそれで困りものかも…。

投稿 由莉まま | 2008/01/23 19:09

*Happyばあばさんへ
本は好きですが やはり読む量はかなり減りました。
目の疲れは 歳とともに進み、私もついに 老眼に!
ショックをうけています。細かい文字の本は つかれますね。
高齢者社会に向けて音声本の普及を 商売にしてくれる企業は
ないものかとつくづく思います。
聞きながらなら 家事も園芸も手芸もできますもの。
追伸~×素敵な→○素直な
(間違っていました。すみません。本文もコメントも訂正しました)

投稿 つれづれ | 2008/01/23 11:23

つれづれさんは本がお好きなんですね。
私も昔からたくさん読みましたが、最近は疲れない本、軽い本、エッセイだとか途中でやめてもいいような物が多くなりましたね。
目が疲れるというのもありますが、なんか根つめて読めなくなってきています。
今のほうが時間はたっぷりあるのに・・
「素直な戦士たち」は今度読んでみようかな・・と思いました。

投稿 Happy ばあば | 2008/01/23 09:41

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