あれは たしかけっさんが5才 ゆっけさんが2才のクリスマス
前の年のクリスマスにシュークリームツリーを作って
気をよくしたつれづれは
次の年、いわゆる本格的なクリスマスケーキに挑戦したのです。
お菓子の本を見ながら作ったケーキの生地を、型に流し込み
焼き上がりを楽しみに待つ、エプロン姿のかわいい若妻つれづれ
(≧∇≦)キャー♪
このときが人生初めてのケーキ作りにもかかわらず
「失敗するかも・・・」なんてみじんも想像しないあたり
若さってすばらしい!
おそろしい!
焼き上がったケーキ台が心なしか低い気はしたものの
(初めてだもの、高さの基準ってもんがないわなぁ~)
「クリームとフルーツを挟めば普通だなっ!」
「3枚にスライスして挟めば、本格的ジャン!」
とか、怪しい東京弁でノリノリだった私。
(゚ー゚*)。・:*:・
しかし
切れ味の悪い包丁でケーキ台が
3枚にさっくりスライスできるあたり
もうすでに、地獄へのカウントダウンは
始まっていたのだった・・・・・・・
スライスしたケーキ台にイチゴと生クリームを
2段ではさみ、まわりを生クリームでコーティングし
上にクリームを絞り出し、イチゴをのせ出来上がり。
「初めてとは思えない出来栄え!完璧じゃん!」
(* ̄ー ̄)"b"
テーブルに運ばれたクリスマスケーキを見て
狂気乱舞のけっさん5才
輝くつぶらな瞳
\(o⌒∇⌒o)/
「おかあさん!すごーい!」
「ボクが切りた~い」
「だめだめ!あぶないからね(^_-)」
優しくたしなめる美しい若い母と愛らしい息子
結婚式以来の 記念すべきケーキカット
そして 事件はおこった
あれっ?( ̄□ ̄;)
ケーキが き・切れない・・・・・。
エッ?マジ?( ̄Д ̄;)
もっと押す?
あれっ?なんか・・・・・
「おかあさん・・・・・
ぶにゅうって でてきたぁああ~~)゚0゚(」
飛び散る冷や汗
はみ出すクリーム
ぐずれ落ちるいちご
えっと、包丁って突き刺すんだっけ?
のこぎり欲しい・・・とかあり?
すでにケーキ越えたその物体をけっさんの皿に移しフォークをわたす母。
あぁ~~_| ̄|●~*
どうしてあのとき、私の頭に「食べるのをあきらめる」とか「作りなおす」とかいう言葉が浮かばなかったのだろうか。意地でも食べようとしたことがさらに、底なし地獄へと突き進むことに・・・。
おびえる瞳でフォークを握ったけっさんが叫ぶ
「・゚・(ノД`;)・゚・おかあさ~ん~~
ふぉーくが ささらないよぉ~~~」
食べ物をけっして粗末にしないわが家は
みんなで、ドロドロになったクリスマスケーキをかじり
祝宴は終わりを告げた・・・・・
そしてけっさんは、静かに しかし、力強くつぶやきました。
「おかあさん これから ケーキは買ってきて!!」